カテゴリ:読んだ本( 28 )

アラフィフのコテイレ

 人間ドックの結果はすべて良好で、よかった、よかったと胸をなでおろしています。
海外赴任は、自分で自覚している以上にストレスが強いもの。帰国後、3年の無理でどこか悪くなっていないかなぁ~と心配していましたが、前回よりもずっと良くて、日本にいるといかにストレスが緩和されるかということかな?

 それでもアラフィフになると、色々なコテイレが必要になるのだね。
歯周病予防でプラークコントロールに行ったら、磨きすぎによるエナメル質の削れによる知覚過敏と、歯茎の退化を指摘されて、その治療に何度も行っています。
メキシコの紫外線のせいで、目玉が焼けて白内障と瞼が垂れて手術したし。
 夜のいびきがすごくなったぞと言われて、いびき外来に行ったら、鼻腔がすっかり詰まっていて、無呼吸にもなっていて、エストロゲンが少なくなるとねぇ~と更年期症状の一つだとか。
ヒールで歩くことが増えて、すっかり足の小指の爪を痛めて、これまた病院へ。
大病気じゃないけど、小さなお手入れが必要で、ほおっておいてもいいけど、早めに直しておいたほうがいいよねってことがいっぱいあってただいまコテイレ中です。

 括られたキーワードは、加齢による老化エストロゲンの減少。あぁまったく気分が落ち込みます。

 体脂肪の改善のためにジムに入会し、ホームエステにも励み、栄養、運動カロリー計算アプリ(あすけん)で、毎日1860キロカロリーの基礎代謝内の食事管理と、450キロカロリーの運動を強いられて、これも愉快じゃありません。
ジムフリークや美魔女志向の人みたいに、自分愛が強くて、もっとフェミになれればいいけど、どうも私むきじゃないのよね。ゆったりの入浴、たっぷりの歯磨き、美白パック、ストレッチに毎晩の時間を小一時間もかけると、うんざりしてしまうのだ。お風呂に一時間なんて思うだけで、生産性の低さにめげちゃうの。

友人たちは、「どうして?自分のことに時間をたっぷり使う時代になったんじゃないの?」っていうけど、私にはどうも楽しいことには思えなくて、締切にもがきながら原稿を書き上げた達成感のほうがずっと刺激的て楽しいんだな。仕事中毒かしらね?

 ファッションアドバイスをいただいている小島葉子先生のご推薦本。
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地曳いく子さんの本が図書館予約で回ってきたので一気読み。大いにうなずくファッション難民だったわたしですが、自信がつきましたねとっても。
また若いころのように、おしゃれを楽しみたいと思います。
残念ながら、私よりちょっとお姉さん世代の団塊世代の人たちに、なかなか素敵なファッションリーダーが見当たりません。私たちよりお姉さん世代(学生紛争世代)は、若いころは、ヒッピー世代ですから。
ちょっと後のトラッド世代が、どんな風におしゃれになれるかがアラフィフのおしゃれ感の分かれ道かなと。
バブル世代の痛すぎる若作りを、横目でちらっと見送りながらね。
 そんなご指南もたくさんあった一冊で、同世代の皆様、是非手に取ってご覧くださいませね。

 もう一冊は、神田茜さんのこちらのご本。短編小説集で、この主人公たちが全員48歳です。

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いやぁ、言い当てていて、これまたうんうん、うなずきながら読みました。おもしろかったよぉ~。
どちらも近所の図書館にあるはずよ。ぜひ読んでみてね!






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by jetwife | 2015-03-27 11:04 | 読んだ本

秋の夜長に読む本

 東京の家もですが、今暮らす家も、図書館まで徒歩5分。
今度は県立図書館というとってもありがたい読書環境です。

 今回も利用者登録をしてWEBでの予約取り寄せサービスを駆使していますが、まだ住民税も払っていないのに、こんなに税金の還元をいただいてありがとうって感じです。
 せっかくだから公立図書館使い倒したいですよね。

 驚いたことに、図書館のパソコン、OPACでログインすると、そこにはマイページがあって、自分の好きな本棚を作成することができます。(もちろん自宅からも) スマホや、iPadの電子ブックの本棚みたいな感じです。
 読んだ本、読みたい本など自分で本棚をいくつも作成できるので、検索したて読みたい本のデータはここにプール。
その本棚から直接予約をしてもいいし、図書館についたら、マイページをOPACから開いて印刷ボタンを押せば、どこに配架されているかという資料配架情報もプリントできるようになっています。
 あぁ、県立図書館のサービス、ずいぶん進歩しているねぇ~。

 そうそう、書店の本のバーコードをスマホのアプリで読むと、自分の利用している図書館のWEBサイトに飛んで検索してくれる便利なアプリもありますよ。
日本に帰国して一番先にダンロードした便利アプリ。
私は、新刊本はこれを駆使してます。本は、買わない主義なんですよぉ~。よほどのことじゃないとね。

 登録図書館の本を検索してくれる無料アプリは、
iPadなので、Appleの「図書館日和
Bookever」(こちらはAndroid版 Evernoteともリンクしてます)

 本読みのセンスのいい友人たちが、FacebookやSNSにアップする読後の感想で、「読みたい!」本が見つかるたびに、図書館の読みたい本棚に登録している今日この頃です。

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 3年間、日本を離れている間、帰国したら読みたいなと思っていた本を順番に貸出手続き中です。
子育て中に、子どもと楽しんだ児童文学の作家さんたちのエッセイや、芸術に関する本。

 「青い鳥」の作家メーテルリンチの「花の知恵 (プラネタリー・クラシクス)」、書庫から出してもらいました。
同じく、書庫から、「遊びの博物館」。物片づけをしているので、持っている価値について思い悩むことがいっぱいあって、役に立たないガラクタへの思いを読み説くためにと。

 梨木香歩は、思春期の娘とよく一緒に親子読書した作家。「西の魔女が死んだ」や「からくりからくさ (新潮文庫)」の作家のエッセイを2冊。
同じく「クヌギ林のザワザワ荘 (あかね創作文学シリーズ)」の富安陽子のエッセイ。童話作家の大人向けエッセイ楽しいですね。
新幹線の往復でざっと読めるお楽しみ読書にもってこいです。

 原田マハが面白いよといわれて、ジヴェルニーの食卓[電子特別版] (集英社文芸単行本)を手にとったら、すっかりはまってしまって…。
続けて、楽園のカンヴァス (新潮文庫)と、本日は、お日柄もよく (徳間文庫)を読みました。

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 原田マハさん、メキシコ旅行をされて、今後はメキシコ美術で小説を書きたいとか?
あぁ、早く実現してほしいです。読みたい、読みたい。

 原田マハは、芸術の秋を、読書しながら、絵画観賞をするような感じで、キュレーター出身の小説家ならではの美術ミステリーは、秋の読書にもってこいだったのでした。

 湯水のごとく、本が読める環境にあって、こんなに楽しい秋の夜長はありません。
でも昨夜も、知らない間に寝てしまってね。でもいいの。セカンドライフには時間はたっぷりあるんですから。

 夫のふたりの地方都市生活。
お夕飯は7時、夜8時半には、静かな読書タイムがスタートするんです。







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by jetwife | 2014-10-31 10:46 | 読んだ本

新刊本 「アルテサニアがかわいい メキシコ・オアハカへ」

 先のオアハカ旅の工房めぐり(過去ログはこちら→★)でお世話になった「さる屋」さんの櫻井陽子さんの新刊本「アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカへ (旅のヒントBOOK)」が届きました!

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 すごい!
このガイドブックもってオアハカに1週間くらい滞在したくなっちゃう!!
「こんなに全部教えちゃっていいんですか?」ってほど、総力あげたメキシコのアルテサニア(民芸品)のガイドブックです。
 櫻井さんが、丁寧に取材されたメキシコ刺繍や、染織ページは圧巻です。
美味しいグルメガイドや、可愛いホテルの紹介もあって、これはついに可愛いメキシコブームがやってくるに違いない。その火付け役になってしまいそうな一冊です。

 きのうSHIPS吉祥寺店へ行ったら、オアハカのメルカドバック(クニャクニャでなくて、しっかり編んであるほう)のブルーの無地かごや、キッチュなピンク×ホワイトの幾何学模様のかごバックが、サマー用というか、ビーチやレジャーバックとして売られておりました。
やっぱりセレクトショップに置かれちゃうと、めちゃお高いわ!(7,800円位した気がします) 
だからオアハカでは、ベニートフアレス市場は絶対にはずせないわねぇ~。
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 本の中には、このかごたちのご紹介もあるし、大好きなブリキもあるし、今までどのメキシコ本にもなかったメキシコ Bonitaが集結で、くらくらしておりますよ。

 あぁ~、早くこの本を持ってメキシコに戻りたい!
スマホから投稿すると、写真が小さくなったったわ。



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by jetwife | 2014-05-23 09:49 | 読んだ本

停電の夜に (駐妻にお薦めの一冊)

 まだ雨季には早いのに、あまりに暑くなった日は、夕方から夕立になったりします。
ラテン文学を読むと、“一天にわかに暗くなり、急に激しい突風が襲い、洗濯物が飛び、雨がやってくる”というような表現が随所に出てくるけど、メキシコシティもまさにその舞台のような天候になっています。

 ここ数週間、夕方は落雷と雨。
すぐに雨水は土にしみ込んで焼け石に水なのだけど、その前に吹く突風に、「あぁ、あの小説の表現は決して誇張じゃなかったんだな」と思ったりします。
 メキシコに暮らしながら、メキシコの文学を読むのはそんな楽しみもありますね。
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落雷や急な雨でわが家も停電になることがしばしば。

もうね、途上国生活が長いと、家の修理や不具合をブログネタにする気にもならないのだけど。
インド時代に、散々書きまくっていて、今読むと若気の至り。
「あなたは何さまのつもりよ?」って自分に突っ込み入れたくなる。生活力のなさ、寛容さに欠けて恥入りたくなるわ。
便利な国に生まれ育った人の、理不尽な修繕生活への怒り。思いどうりにいかないのは当たり前だから。
縁あって、暮らさせていただき、夫が稼がせていただいている国のあれこれをあげつらって愚痴や悪口を言わない事にしたわ。まれに上手く行ったら、あぁ、ありがたい事と感謝して…。
ちょっと私も海外生活が長くなって成長したかな。

 先日も珍しく2時間も停電。
晩ごはんは半分明るいうちに仕込んでいるので、間にあったけど、本は、蝋燭じゃ読めないのね。
今は電子ブックがあって本当にありがたいと、まんじりと2時間電子ブックを読みながら過ごしていました。

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 中国雑貨の輸入販売をしている近所のメキシコのドンキホーテみたいなお店で買ったキャンドル。
まさか電池で灯るとは知らずに、良く見もせずに買ったら、電池のキャンドルだった。
あぁ、ありがたい事です。

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 こういう時はとても便利ね。風が吹いても、子どもやペットがいても安心。
あまりによく出来た蝋燭の質感で、それを知らずに夫は、マッチで火をつけようとして電球を焦がしていましたけどね。

それで、思いだして再読したのは、ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」。
私のような思いをしている人は日本人だけじゃないのよね。
ジュンパ・ラヒリは、インド系アメリカ人の女流作家ですが、駐在妻の心境を見事に描いた作品ばかりで、ずっと私のお気に入り。
世界の駐妻も同じような辛さを胸にそっと秘めているのねと、思わせてくれる一冊です。
(たしか、ジュンパ・ラヒリは数冊、墨西哥文庫にもあったはず…。)




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by jetwife | 2014-04-08 08:35 | 読んだ本

2月に読んだ本まとめ 須賀敦子

 自分で買った覚えのない本が、書棚にあって、「読み片づけ」のつもりで数冊を読みました。
きっと帰国する誰かにもらった本だけど、自分では選ばない本に興味を広げるのもいいかと…。
もちろん残念だった本もあって、そういうのはさっさと「読みやめて」しまいました。
数えてみたら2月に外出したのはたったの7日だけ。
そのうち3日は夫と一緒で、どれほど家にひとりで居るが好きなのかと思うわね。
 パソコンに向かうのは、ブログの更新くらいで、「外を探らず」、内省を見つめるに努めた2月。
仕事と家事以外は、ほどんどを本を読んで暮らしていたみたい。

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 メキシコに来るときに、時間ができたらじっくり読みたいと思っていた須賀敦子。
自分の母と同じくらいの年代の人が、まだ洋行などはごく一部の人しかいなかった時代に、フランス、イタリアに留学。日本での育ちと、西洋での暮らし綴った思い出話は、古い鏡台にしまわれた宝石を磨くような感じ。今そこで見たかのような美しい描写で、その語り口には、惚れ惚れしました。
 美しい文章と、彼女の凛とした生き方に、魅了された作品。
まるで母から、美しいミラノや、寄宿舎の話を聞くかのような懐かしい思い出を聞くような錯覚を覚えるのは、なぜだろう。そして、それらが少しも古くさくなく、むしろ今読んでも新しくもある。

 きらきら宝石みたいな随筆。
これは手放さないで手元に置いておく一冊になりました。何度も再読したい随筆です。
あえて、エッセイとは呼びたいくない。

2月に読んだ本
2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1978ページ
ナイス数:16ナイス

ヴェネツィアの宿 (文春文庫)ヴェネツィアの宿 (文春文庫)感想
惜しみ惜しみページをめくるほどの美しい文章と、宝石のような大切な過去の記憶を磨くような描写に、ほれぼれしながら読みました。自分の母ほどの年齢の人が、早くから長く海外に暮らし、ノスタルジックなのに、日本人としての根っこは日本に固くあり、その凛とした姿勢や観察力、感性が素晴らしく心地良い。エレガントな生き方があるとしたらこういう人なのだろうなと思う。別の作品も早く読みたい。
読了日:2月26日 著者:須賀敦子
でも女でも女感想
買った覚えはないのに、これもなぜか本棚にあった本。誰かにもらったのかな?猫好きのエッセイストとばかり思っていた群ようこの小説でした。女のツボをついた短編集で、女友達はいいよねぇ~と、思えば、女友達はこわいよねぇ~という女関係を小説にしていて、とっても楽しく読みました。各短編のオチに、ついそうだよねと苦笑しながら読了。
読了日:2月17日 著者:群ようこ
三月は深き紅の淵を (講談社文庫)三月は深き紅の淵を (講談社文庫)感想
殺人事件じゃないミステリーって思って4部作を読み進めましたが、第1部、2部は面白く快調、第3部のこういうサスペンスチックな展開はついて行けず、第4部は難解で。最初はよかったけど、迷路に迷い込む感じで、苦手です。最近の恩田陸とは違うなとおもったら、ずいぶん初期の作品だったようで。でも本好きの人にはたまらないファンタジックなミステリーです。
読了日:2月16日 著者:恩田陸
スタイル・ノート (幻冬舎文庫)スタイル・ノート (幻冬舎文庫)感想
女性雑誌の連載コラムでよく読んいた筆者でしたが、まとめて読むのは初めて。美しく生きるためにはやっぱり自分の芯がないとねぇ~と、あっちこっちポストイット貼って読んだけど、読了後にポストイットの場所を振り替えて、まぁ、まだいいか!って全然刺激にも実践にもなってない。ふーんって、各アドバイスにはうなずいただけで終わってしまった。
読了日:2月12日 著者:槇村さとる
サービスの裏方たち (新潮文庫)サービスの裏方たち (新潮文庫)感想
美味しいお赤飯の秘密、横浜キタムラの職人気質、学習院の給食のおばさんなどなど、地味でひたむきな仕事、いいサービスをする人たちの話で、文句なく面白い。仕事に生きがいや、やりがいを見つけるのは、キャリアを積んだり、高収入を得るだけじゃないって改めて感じる。そしてそういう人って、与えらた環境に真摯に向き合っているんだよね。おもてなしの心ってそういう穏やかな気持ちがないと出来ないなぁ。キャリア上昇志向とは別の、いい仕事をする人たちのお話で、楽しかった一冊。
読了日:2月8日 著者:野地秩嘉
ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」感想
自分で買ったのではなく、誰かにもらえって本棚にあった本。作者が自分のアイデンティティに向き合うための北朝鮮訪問のエッセイだけど、北朝鮮がどうこうというよりは、だれもが自分の核心に触れたくなる時ってあるよねと思いながら読みました。前に進めなくなってしまう時には、こういう自分探しも大切よねと…。故郷というよりはルーツを知りたかったんでしょうね。
読了日:2月6日 著者:柳美里
晴天の迷いクジラ晴天の迷いクジラ感想
 3つのお話しには、ちょっと重くて辛い母親が登場。重かったですが、子どもとの距離のとりかたって本当に難しい。でも母親がちょっと変でも、愛情が薄くても、子どもはどうにか誰かに育ててもらって生きていけるんだわね。それぞれそれを乗り越えられた結末にちょっとホッとして読了。
読了日:2月3日 著者:窪美澄

読書メーター


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by jetwife | 2014-03-04 00:04 | 読んだ本

1月に読んだ本 まとめ

 芥川賞・直木賞が発表になるたびに、すぐに受賞作品が読みたくなっちゃいます!
今回も受賞者が全員女性でしたね。
 偶然にも買い置いていた小山田浩子の「工場」を読んでいた時の、受賞のニュースでした。
何とも新しい表現方法(だまし絵みたいな感じ)と思いながらも、文豪っぽさも感じる作風。久々にちゃんと文学って感じの作品を楽しみました。
現代の雇用の形態を鋭く書き深めていて、受賞作「穴」も続けてぜひ読みたいと思います。
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 メキシコ赴任時(3年前)に買ってきた読みたかった本、200冊。
そのうち80冊はメキシコに関する本で、読了後はすべて日墨会館の墨西哥文庫に寄贈してしました。
(一度読み終えた本は、基本手元に残さない主義)
あとのメキシコ関連本は、オクタビオ・パスやガルシア・マルケスなどのラテン文学を残すのみ。
時間はたっぷりあるので丁寧に読みたいです。
 残すは、塩野七生のローマ人シリーズ(いつになったら読み始めるのか?)と、幸田文の著作集、ライトノベルの文庫本20冊ほどが手元にあります。あと半年で、全部読みつくす事になりそうです。

 あぁ~、気のきいた出張者さんとかが、成田空港で受賞作が収められた文藝春秋3月号、9月号をお土産にしてくれないかなぁ~と、毎回ほのかな期待に胸を膨らませているですが…。
(墨西哥文庫には過去10年分の受賞作品掲載の文藝春秋のバックナンバーが保管されています。)

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4087ページ
ナイス数:27ナイス

図鑑少年 (中公文庫)図鑑少年 (中公文庫)感想
ビターなチョコレートを齧って「あっ!大人の味だ」と思うような小説ばかりが24編。どれもがモノクロの写真を観ているような気分になったのは、これらが写真雑誌に連載されていたからというのを解説で知った。都会で関わる物事や人との接点が、一瞬作者のエッセーかと思わせて、でもフィクションなのだ読み終えるごとに感じるのは、自分が大人なのに、大人の味だとビターチョコレートを齧って感じるのとすごく似ている。初めての作家だけど、他の作品も読みたい。今月読んだ本の中で、秀逸の短編集。
読了日:1月29日 著者:大竹昭子
工場工場感想
作者の芥川賞受賞を聞いて買い置きしていた本作品を読む。正規、非正規、派遣という3つの雇用を不思議な想像上の工場に送りこみ、働くことの不条理を描き出している作品で、戸惑いのある作風だったけど、その設定だからこそ、淡々と描かれていてまさに秀逸。ちょっと文豪のような感じさえ受けながらも、最後に収められた「いこぼれのむし」では、ぞわぞわぁ~とする職場の不条理をこう描いたか!とあっぱれって感じでした。受賞作品、早く読みたい。
読了日:1月26日 著者:小山田浩子
左岸 下 (集英社文庫)左岸 下 (集英社文庫)感想
ひさびさの絡み合った複雑な心理を読み解きながらの長編。テーマも重たいなぁ~。ちょっと胸やけしそうなひとりひとりが難しい登場人物たちで、誰にも感情移入ができず、イライラしながら前篇を読みました。後編は一気に読めたけど、それでも異次元の人たちを覗くような読後感。辻仁成の「右岸」読む気にはとてもなりません。
読了日:1月17日 著者:江國香織
左岸 上 (集英社文庫)左岸 上 (集英社文庫)感想
少年の自殺をきっかけに、どこか狂ってしまった一家、最初からかけ違えていた一家なのかなぁ。登場人物たちに感情移入できないように作家は設定しているのだろうかと思いつつ、いきなりパリ?下巻へ。
読了日:1月15日 著者:江國香織
レインツリーの国 (新潮文庫)レインツリーの国 (新潮文庫)感想
爽やかで一気読み。頑張れ!頑張れ!ってお節介おばさんのごとく途中から応援し続けてしまった。障害やハンディっキャップを乗り越えて恋愛へ踏み出していく若いカップルたちの正直で、真摯なやり取りに心打たれます。メールの往復書簡が、話し言葉以上に生き生きしていて、作家の技量すごいなぁと思います。
読了日:1月14日 著者:有川浩
永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)感想
申し訳ないが、毎回、筆者のドキュメンタリータッチ、軍事オタク的な記述のしつこさが鼻につき、読み手のテンポがそがれてしまって相変わらず苦手な作家。ストーリーや題材は面白いのになぁ。特攻や戦争を知らない世代には、びっくりで若い世代へ戦争を伝えるには大きな役割を果たしたのでしょう。たぶん新作がでてもこの作家の本、もう手に取らないと思います。
読了日:1月11日 著者:百田尚樹
太陽と毒ぐも (文春文庫)太陽と毒ぐも (文春文庫)感想
旅行中に読んだ久々の角田光代。同棲中のカップルたちの短編集。価値観のすり合わせってやっぱり一緒に暮らしてみたいとわからない。上手く行く相手が見つかればいいけど、好きなら変えられる価値観もあるし、絶対曲げられない価値観もあって、恋愛は、やっぱり大変だなぁって思います。受験、就職活動以上に、人生の伴侶探しは難しいね。角田光代の描き出す恋愛模様は、おもしろいけど、リアル。この作家、さしずめ今の“恋愛論の教祖”かなと思うわ。
読了日:1月10日 著者:角田光代
俺がルーズベルトをやっつけたる俺がルーズベルトをやっつけたる感想
メキシコ移民の自費出版自伝。第二次世界大戦時に、メキシコから日本の友人に書き送った手紙が検閲にあい、「俺がルーズベルトをやっつけたる」という一文で7年もの間、スパイ、テロリスト容疑で収監されたという飯室正雄氏の~島送りの記~。言論の自由がない時代の驚きの監獄生活なのだが、しなやかに、ゆるくメキシコに同化していく様子に、移民のたくましさを感じた一冊。戸田真氏の翻訳による、対訳スペイン語も併記。墨西哥文庫所蔵、自費出版。
読了日:1月9日 著者:荻野正蔵
切れない糸 (創元推理文庫)切れない糸 (創元推理文庫)感想
和菓子のアンに続いての坂木司。子どもを自立させて、一人前にするのって本当に大変という親目線で読みましたが、突然父親を亡くして家業のクリーニング店を継ぐことになった青年が、その父の残した素晴らしい人たちの交流に育ててもらって一人前になっている姿を日常のミステリーでストーリーを展開していて、読み手をぐっと引きつける。いい仕事って、仕事の種類や業種じゃないんだからなぁって、ついつい親目線になってしまう。就活応援中の親たちに、ぜひ読んでもらいたい。「子どもが仕事を持って生きていく時って親には何が必要?」
読了日:1月8日 著者:坂木司
阪急電車 (幻冬舎文庫)阪急電車 (幻冬舎文庫)感想
繊細な文体と、出てくる人たちがほっこりで、暖かいなぁ~と。電車ですれ違う人たちオムニバスになっているのも、この電車に乗ってみたいなぁと思わせるあたりもうま過ぎる。「植物図鑑」と同じく、オーガニックでナチュラルな雰囲気の小説。読後感がとても良くて、勢い余って映画まで観てしまったけど、小説の登場人物の方が好き。SNSにレビューを書いたら阪急電車ファンたちと大いに盛り上がった一冊。乗ってみたいよぉ~。
読了日:1月2日 著者:有川浩

読書メーター


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by jetwife | 2014-02-02 05:52 | 読んだ本

読んだ本 ビターチョコレートみたいな短編小説集「図鑑少年」 

 銀紙を剥いて、かじってみたら苦いビターチョコレートで、「あっ、大人の味だ。」と、自分はもう十分に大人なのに思うことがある。そんな読後感がする大竹昭子の24篇の短編小説が収められた「図鑑少年」を読了。

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 読みながら、雨に打たれた浅草の裏木戸、河川敷と鉄橋をわたる電車、都会のビルの谷間のアスファルトの裂け目から生える雑草みたいなモノクロ写真のスナップが目にうかぶ。
そんな風景が読み終わるたびに脳裏に浮かび上がってきたのだけど、巻末の解説(堀江俊幸だった)を読んだら、写真雑誌の連載小説だったこともわかり、文体に、モノクロ写真が重なるのはそういう理由だったのかと納得。

 一貫して小説はどれもが、「わたし」という独身のアラフィフくらいの女性の語り口で進み、日常のエッセイかなと思っていると、フィクション。物とのかかわりや、人とのかかわりもすごく都会的で、でも時に深く鋭いところがあって、手繰り寄せるそれぞれが、まさに都会のスナップを文章で切りとったような感じ。

小説の題材は、
間違って送ったFAX、宅配便、都会のマンションから望む小さな緑や改築工事の様子、忘れ物やダイレクトメール、バーの止まり木でのシーン、外国人と小さな関わり、互いに知りあわない都会のマンションの住民との音や気配の息遣いなど。

 どれもが、澄まして大人で、写真集をコーヒーテーブルに置くなら、この小説は、飛行機の座席や、ホテルのラウンジで人待ちの時に読みたいような「大人の小説」だと思う。
 読み始めて、あぁ、大人の小説だって、ビターチョコレートを齧った時に感じたような気分になりました。

最近の秀逸の短編小説集。
大竹昭子は、須賀敦子のイタリアの足跡を写真とエッセイでつづっている。「須賀敦子のべェネツィア」や「須賀敦子のローマ」など。急に気になる作家になっています。読みたい。
 
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by jetwife | 2014-01-28 03:14 | 読んだ本

12月に読んだ本まとめ アラフィフ応援小説

 思いがけず、熱をだして、無理したら途中でぶり返し、ベッドでごろごろ1週間近くを過ごすことになってしまいました。だから本読みいっぱいできました。
ひさしぶりの宮本輝のハードカバー。「水のかたち」(上・下)

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 東京下町の平凡な主婦が、近所の喫茶店で出会った年代物の文机、茶碗、朝鮮の小引き出しを端に、予期しない出会いや、不思議な縁、セカンドライフへの再挑戦を構築してく様子は、アラフィフに大きな刺激を与えてくれる。文句なく面白かったです。
 自分は平凡に50歳の主婦なんていうけど、平凡なんてないんじゃないかなぁ。みんな何かを抱えて、蓄えていて、もう一度開花させられると思わせてくれる小説でした。

 ちょっと早いけど、今年のまとめでもあります。
エンターテイメント小説が増えてきて、ライトノベルはそれなりに面白いけど、
久々に手に取ったアリス・マンロー(今年のノーベル賞作家)もとても素敵でした。
来年は、人生の襞を集めたような彼女の作品をじっくり読み進めたいです。

 学生のころから、海外小説の翻訳本は、新潮社で読んできて、新潮の活字が好きです。
苦手は、太くて丸みを帯びた角川文庫の活字。微妙に各社ごとに活字のフォントが違うんです。
新潮ブッククレストは、名作品が多くてここで出会ったアリス・マンロー。
他の作品もぜひ、新潮ブッククレスト版で読みたいです。あの繊細な活字がいいんだなぁ~。

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2916ページ
ナイス数:22ナイス

水のかたち 下水のかたち 下感想
朝鮮脱出の話が重かったんですが、地味に生きてきた50の女性が、その後の人生に今までの生き方を再検証して、再挑戦していく姿には、読後感のいいものがありました。好きな骨董、小さなご縁、セカンドライフに向けての再構築。アラフィフ女性のための応援小説かなぁ~。
読了日:12月23日 著者:宮本輝
水のかたち 上水のかたち 上感想
平凡な主婦だって50歳になれば、色々あるでしょうと最初につぶやきながら、あまりに面白くて一気読み、期待して「下」巻へ。
読了日:12月21日 著者:宮本輝
イラクサ (新潮クレスト・ブックス)イラクサ (新潮クレスト・ブックス)感想
ノーベル賞授賞で再読。風景描写も美しいカナダの女流作家の作品ということで、ずいぶん前に図書館で借りて読み、友人にも薦めていたのに、再読したらこんなに苦肉の小説だったかと、ときどきページを閉じては目をつぶって深呼吸しながら読み進めました。翻訳ということもあってか、ときどき読みにくいなぁというところもあるけど、誰もに日常に起こる舞台設定だけに、苦さを胸に押し込めながら読み進みました。短編集なのだけどどれもが長編作以上に重たいずっしりくる作品ばかり。
読了日:12月20日 著者:アリス・マンロー
破天 (光文社新書)破天 (光文社新書)感想
大志をいだく若い人の薦めで読んだ本。インド、それもインドの仏教事情を知っているだけに、一気読み。アンベドカールの遺志を継いだのが日本人の一人の僧。私はそう簡単にインドからカーストはなくならないと痛感するだけに、どうぞ戦わずとも、インドの最下層の人に心の平安を与え、救ってくれるのが仏教であって欲しいと願って読了。インド時代にはお馴染みだった山際基男さんの本でした。ムンバイやプーネ、登場人物、久しぶりに懐かしくもあり。
読了日:12月18日 著者:山際素男
くじらの潮をたたえる日くじらの潮をたたえる日感想
定年間際の親父が主人公で、わたしよりも夫がさきに読んでしまったのがちょっと悔しい。ときどきファンタジーになる展開に、頭がこんがらがりそうになるんだけど、愚直に生きるのはかっこいい。食の偽造が取りざたされているこの時期に読んだので、さらに面白かった。年頃の娘に口を聞いてもらえない親父世代はは一読あるべし。
読了日:12月10日 著者:高村透
あまからカルテット (文春文庫)あまからカルテット (文春文庫)感想
面白かったです。「アッコちゃんのランチ」に続いて柚木麻子の2冊目。食をめぐるミニミステリーの謎解きや、食べることが好きな女性なら読後感も爽快。NHKのごちそうさんのむこうをはって、きっとどこかでドラマ化されるちゃうだろうなぁと思うので、映像化されちゃう前に読むべしのお薦め。
読了日:12月8日 著者:柚木麻子
限界集落株式会社限界集落株式会社感想
地域活性エンターテイメントというんだとか。男性マンガにありそうなお話。起業のためにIT企業を辞めたエリートが、故郷の限界集落の立て直しにに燃えるという設定。過疎化、高齢化、雇用問題…リアリティーには欠けるけど、これもまたドラマになりそうなエンタメ小説でした。面白かった。限界集落って言葉、初めて知りました。最近、身近にあるねぇ、こういう「限界」
読了日:12月7日 著者:黒野伸一
医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法感想
この手の本は苦手なんだけど、友人に薦められて。要は、医療の選択も自分で決めなさいってことですよね。インターネットのある時代で良かったなぁって思います。延命治療しないようにリビングウィルのテンプレートがあって、さっそく書こうと思いました。薦めてくれた友人は、はたしてどこまで治療をとうざけたのか、勝手に心配になったけど。
読了日:12月3日 著者:近藤誠

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by jetwife | 2013-12-22 05:19 | 読んだ本

10月に読んだ本まとめ

 仕事の資料読みが多くて、思うように本が読めなかった10月。
それでも、夫のいない長い夜を、とっぷり活字を追って過ごせるのは何よりもの快楽。
 目の疲労も重なって、ずいぶん読書ペースは落ちたけど、良い本との出会いが多かったので楽しい秋の夜長となりました。

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1970ページ
ナイス数:46ナイス

書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)感想
予想どおりに主人公の理子と亜紀が成長していくお仕事エンタメ小説で、前作のような緊張感がないのが物足りず。前作が面白すぎたので「えぇ~!」という展開を期待しすぎたのかもしれません。でも本好きには、痛快な作品。
読了日:10月9日 著者:碧野圭
昭和の洋食 平成のカフェ飯: 家庭料理の80年昭和の洋食 平成のカフェ飯: 家庭料理の80年感想
昭和のメディアに登場する日本の食の変遷を丁寧に調査していて、思い出のあるドラマや映画、時代の変遷で変わる家庭の献立をト手も楽しんだ一冊。手作りの家庭料理が一番、家族の団らんが大切というのではなく、むしろ淡々とその変化を伝えていて、痛快でした。今のNHK朝の連ドラ「ごちそうさん」が、この本の体現化?と思うくらい楽しかったです。おままごとカフェご飯…、もう地味な和食は消滅していくんだろうなぁ~。
読了日:10月11日 著者:阿古真理
海賊とよばれた男 上海賊とよばれた男 上
読了日:10月19日 著者:百田尚樹
海賊とよばれた男 下海賊とよばれた男 下感想
出光興産の創業者をモデルにした伝記小説。史実にのっとって進むストーリーが、テンポにかけて途中なかだるみも、下巻の終わりになってようやくちょとのめり込む感じ。主人公の信念の強さが際立っていて、正義は勝つを、とことん。本屋大賞というミーハー前評判で読んだけど、サクセスストーリーの肉付けが薄すぎて、日本のジェフリー・アーチャー?の期待は裏切られちゃいました。伝記小説の域を出ずかなぁ。
読了日:10月23日 著者:百田尚樹
あん (一般書)あん (一般書)感想
美味しいあんこ作りとどら焼き屋を舞台に、ハンセン病に奪われた人生、辛く重いテーマをテンポ良く読みやすく描いた好感あるお話。自分の意思で生きられない苦しさや、辛さを自分の苦しみごとから、他人への関わりや人のために何かをする事での幸福感へ、あんこ作りで伝えていく。作家の力量あるいい小説。こういう史実があったことを、伝えてくれてありがとうと言いたい。秋川哲也のペンネームで『メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか』という、本も書いていて同じ作家と、思えない多彩さ。
読了日:10月26日 著者:ドリアン助川
快楽上等!  3.11以降を生きる快楽上等! 3.11以降を生きる感想
読売新聞の小泉今日子の書評を読んで買ってみた。「強くて知的レベルの高い熟女」お二人の言いたい放題に、アクの強い毒気を浴びた読後感。ここまで強く生きられないなぁと思いながら、正直に生きているんだろうなぁと思ったりして。3・11以降を生きるっていうのがちょっとこじつけっぽいけど、大人女の未来参考書って感じです。47歳のキョンキョンは、いったいこの本のどこにマーカー引きながら読んだのだろうかと思いながら読みました。
読了日:10月30日 著者:上野千鶴子,湯山玲子

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by jetwife | 2013-11-02 00:19 | 読んだ本

読んだ本 「昭和の洋食 平成のカフェ飯」

 「食べる」ことを大切にしているであろう人からお借りした本。
阿古真理の「昭和の洋食 平成のカフェ飯 ~家庭料理の80年~」を読了。

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今年の夏から、ちょうど「住まいと」に関する仕事をいただき、
整理収納に加えて、家庭の食の資料を読んだり、自分の家庭料理をレポしたりしている。

 おりしも、NHKの朝の連続ドラマ「ごちそうさん」の大正時代の日本の食卓を毎日楽しく観ていたので、
面白い本を紹介いただいてとてもいいタイミングだった。

ドラマの中で、
悠太郎が下宿先の家で、「銘々膳やないんですね?」に、
「うちは商売が忙しいからみんなで一緒に食卓を囲むの」と答えるめ以子。
“そうかぁ~、この時代は、大皿とりわけで料理を食べず、銘々膳かぁ?”と思ったり。

「おむすびは、ほどけるように握るのよ。結びめがほどけるからおむすび。」というお母さんイク。
娘にちゃんと料理を教えていなかったことの母の後ろめたさに、わが身を重ね、毎夕(メキシコオンエアーは夕方18時)うなずきながら観ています。

 この本は、
小津安二郎の映画「お茶漬けの味」、「カモメ食堂」「歩いても 歩いても」や、
テレビドラマの「寺内貫太郎一家」「だいこんの花」「金曜日の妻たちへ」「すいか」や、
グラビア雑誌「オレンジページ」「クロワッサン」「主婦の友」「すてきな奥さん」「Mart」、
マンガ「美味しんぼ」「花のズボラ飯」「「きのうなに食べた」、
テレビの料理番組で活躍する海外駐妻の料理研究家の変遷、
ブログのカフェご飯など
時代ごとのマスメディアが取り上げた「食」を切り口に昭和の家庭の食卓の変遷を調査分析している。
実に面白い調査している。

 1980年代の食卓が一番栄養バランスが良かった時代であることや、
昭和の女性の社会進出に伴っての外食、中食(お持ち帰り)産業の変化や、家庭の調理が簡略化されていく過程、専業主婦の母親と、キャリアパスしていく娘との対立による、食への思いの相違などなど。

 なにも現代の食の崩壊をあげつらってバッシングしているわけでもなく、
手作りで、伝統食だけがいいわけではないという筆者の冷めた目の分析も嫌味がなくていい感じだ。
 ただ、栄養よりも、グラビア化されて見た目重視のおままごと化したカフェご飯についてはなかなか手厳しい。伝統和食への回帰、食卓のますますの変化、はたして今後はどうなるのか?

家族が揃って食卓を囲むこと。
わが家も子どもたちが中学生時代でそれは終わり、その後は、みな時間が揃わず、週に数日しか一緒に食卓を囲めなくなった。唯一朝食の15分くらいだけが一緒に顔をそろえて食べている時間だった。

 家庭の食は、「誰かを思いやる、関心を寄せる」ことが原点なのだと思う。
今は、自分自身がちゃんとが食べること、大切な人・家族が食べることに、みな無関心になっているのではないか?帰りの遅い家族の個食も増えているしね。
 夫が昼に何を食べ、子どもが給食で何を食べているのか?
夫はごはん食、子どもはパン食、私はコーヒーだけみたいな、一緒に食事をするのに「家族の勝手食」で違ったものを食べる家庭の食卓の関わりのなさ。

 連続ドラマのめ以子が、それを払しょくするように、「食」にこだわるのは、食時代の転換期にあるのかなぁとドラマを通じて考えたりしました。

 いろいろな受け止め方、読み方のできる本です。
購入して、もういちど再読したい一冊。
面白かった!

昭和の洋食 平成のカフェ飯: 家庭料理の80年

阿古 真理 / 筑摩書房



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by jetwife | 2013-10-23 09:28 | 読んだ本


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